静岡あおい相続遺言相談室の
相続手続きに関する相談事例
静岡の方より相続に関するご相談
2025年12月02日
行政書士の先生に質問です。亡くなった母の相続手続きにはどのような戸籍を準備すればよいですか。(静岡)
私は静岡在住の40代女性です。同居していた母が先日急逝いたしました。母はシングルマザーで、父とはもうずっと疎遠で頼ることができません。弟もまだ学生なので、死後の手続きや相続についても長女の私がやるしかないと思っています。
ひとまず母の預金口座の相続手続きをしなければ当面の生活費に困ると思いましたので、母の口座がある銀行に行ったのですが、書類不足により相続手続きができませんでした。どうやら戸籍を集める必要があるのだそうですが、どのような戸籍が必要なのかわかりません。
静岡で相続について相談できる事務所を探していたところ、こちらを見つけました。行政書士の先生、相続手続きをすすめるために準備すべき戸籍について教えていただけますか。(静岡)
相続手続きでは、主に「被相続人の出生から死亡までの戸籍」と「相続人の現在の戸籍」の準備が必要です。
相続手続きのためには、被相続人(亡くなった方)の戸籍と、相続人の戸籍、それぞれ準備する必要があります。具体的には以下のような戸籍です。
- 被相続人の出生~死亡までの一連の戸籍謄本(除籍謄本・改製原戸籍謄本)
- 相続人の現在の戸籍謄本 全員分
被相続人の戸籍は、死亡時点のものだけでは足りず、出生から死亡に至るまでの戸籍を途切れなくすべて集める必要があります。
被相続人の戸籍をすべて集めることにより、被相続人が誰と誰の間にいつ生まれたのか、兄弟姉妹はいるのか、配偶者はいるのか、子はいるのか、死亡したのはいつなのかなど、被相続人に関する情報を得ることができます。
これらの情報によって、法定相続人(相続する権利が法的に認められる人)が誰なのかを確認できるため、相続手続きを進めるうえで大切な証明書となるのです。
なお、戸籍をたどった結果、場合によっては亡くなったお母様に認知している子や養子がいると判明した場合、その子も法定相続人となります。法定相続人が誰であるか確認するために、被相続人の戸籍の収集はお早めに着手されることをおすすめいたします。その際、相続人全員分の現在の戸籍も取得しておくとよいでしょう。
戸籍の収集は、以前までは過去に戸籍が置かれていたすべての市区町村を調べ、その窓口ひとつひとつに戸籍の請求を行わなければならず、非常に骨の折れる作業でした。しかし、現在では戸籍法が一部改正され、戸籍の広域交付制度が利用できるようになりました(2024年3月1日~)。
この制度を利用すれば、本籍地以外の市区町村窓口でも戸籍証明書等の請求が一括で行えます。広域交付の制度は本人のほか、配偶者、子、父母なども利用できますので、静岡のご相談者様もご利用可能です。
もちろん、役所での手続きに不安のある方は、私どものような相続の専門家が代わりに戸籍収集を承ることも可能ですのでご安心ください。
静岡の皆様、相続手続きは法的な定めに沿って進めていく必要がありますので、相続手続きに不慣れな方や初めての方には難しく、負担が大きいと感じる方もいらっしゃいます。
静岡での相続手続きなら、静岡あおい相続遺言相談室の相続の専門家がお力になります。初回のご相談は完全無料にて、相続の専門家が静岡の皆様のご相談内容に応じて丁寧に対応させていただきます。静岡の皆様はどうぞお気軽に静岡あおい相続遺言相談室までお問い合わせください。
所員一同、静岡の皆様からのご相談を心よりお待ちしております。