静岡の方より相続に関するご相談
2025年06月03日
相続の流れを知りたいのですが、行政書士事務所に伺った方がいいでしょうか?(静岡)
まもなく高齢者と呼ばれる年齢になる両親ですが、最近老けたなぁと思う機会が多くなりました。両親は時々病気が発覚して入院したりはしていますが、余命宣告されるほどの病気はしていません。とはいえ、私は性格的に事前準備といいますか、きちんと対策をして物事をやりたいタイプです。両親のことについても葬式や相続手続きについては知っておいても損はないように思います。
とりあえず、相続の流れについて簡単でいいので教えていただけないでしょうか。それともきちんとお伺いして聞くべきでしょうか?(静岡)
相続の流れを簡単にご紹介しますので、詳しくはご来所ください。
ご家族が亡くなると悲しむ余裕もないほど、ご遺族にはやらなければならないことが生じます。きちんとお別れが出来ないまま荼毘に付されてしまい、後悔が残ったという方もいらっしゃるほどです。いざという時に、お気持ちに余裕があるとお亡くなりになった方も安心して旅立てるのではないでしょうか。そのためにも今のうちから少しずつご準備されることをお勧めします。
相続手続きの流れをご紹介しますが、先に注意していただきたいことがあります。遺産分割は、遺言書の有無で手続きの流れが異なるということです。基本的に、遺言書は法定相続分よりも優先されるため、遺言書があればその内容に従って遺産分割をすれば良いので遺産分割協議を行う必要はありません。
ここでは遺言書が見つからなかった場合の相続手続きの流れを簡単にご紹介します。
①相続人の調査
被相続人の出生から死亡まで籍を置いたことのある全地域の戸籍を収集し、内容を確認し相続人を確定します。その際に、相続人の戸籍謄本も取り寄せておきましょう。
②相続財産の調査
被相続人(故人)の財産をすべて調査し、明確にします。財産は、現金や不動産などといったプラスのものだけではありません。借金や住宅ローンなどといったマイナスとなるものも相続の対象ですのでお気を付けください。不動産の登記事項証明書、固定資産税の納税通知書、銀行の通帳などがある場合には集めておきましょう。全ての情報をもとに相続財産目録を作成しておきます。
③相続方法の決定
相続財産をどうやって相続するか決定します。そのまま何もしなければ、「単純承認」といって、プラスもマイナスも相続することになります。財産にマイナスが多く、相続放棄や限定承認をする場合には早めの手続きが必要です。
④遺産分割協議
相続人全員で遺産分割の内容についての話し合い(遺産分割協議)を行います。決定事項を「遺産分割協議書」に書き起こし、相続人全員による署名・押印を行い完成させます。作成した遺産分割協議書は、不動産の名義変更の際に必要となるため、大切に保管しておきましょう。
⑤財産の名義変更手続きを行う
不動産や有価証券などは、被相続人の名義から相続した方の名義に変更します。
静岡あおい相続遺言相談室では、静岡ならびに、静岡周辺地域にお住まいの皆様から相続手続きに関するたくさんのご相談をいただいております。
相続手続きは慣れない方にとってはとても複雑で、多くの時間を要する手続きです。静岡あおい相続遺言相談室では、静岡の皆様のご相談に対して最後まで丁寧に対応させていただきますので、安心してご相談ください。また、静岡あおい相続遺言相談室では、静岡の地域事情に詳しい相続手続きを専門とする行政書士が、静岡の皆様の初回のご相談を無料にてお伺いしております。
静岡の皆様、ならびに静岡で相続手続きができる事務所をお探しの皆様にお目にかかれる日を静岡あおい相続遺言相談室のスタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。